9月18日出張!昭和のホンダ車閖上ミーティング・Ⅰ

*「東北・北海道ツーリング&ミーティング2016」の帰路、青森~閖上のツーリング&ミーティングです。↑本編はこちらです。


昭和のホンダ車東北ツーリング
 今日は閖上BQミーティング!当初なかなか増えなかった参加者も、なんだかんだで10人も集まってくれることになってホッとしてます。仕込みもマギーさんにお任せなので、15時頃安全確実に辿り着けばよいというお気楽さ。青森から三沢経由で閖上までが420Kmで約5時間。チョイ長旅ながら時間的にも余裕です。しかもゆんべがゆんべなもんだから動き出しチョイ遅れです。



 それでも朝のお勤め~ストレッチ&筋トレをしっかりこなして、その勢いで朝飯もササっと、と思ってレストラン行ったら・・・



 ビジホの朝食なんてお約束のバイキング、とタカをくくってたら大間違い!出てきたのはちょっとした旅館の豪華な朝食じゃないですか!しかもミニ鍋まで付いてます!これには慌てました。だってバイキングをササッとのつもりだったから、出発ギリのタイムテーブル。お互いホテルが違うプレリュードXZさんとは7時45頃青森中郵に集合ですから、味わって食ってたんじゃベタ遅れ確実。と言って残すのも流し込むのももったいない。そこで味わいつつ高速で噛んで飲み込むというハイテク(何じゃそれ?)で完食!あ"~、ゆっくり食いたかった!ハイ、チョイ遅れで出発!



 案の定遅刻。青森中郵でプレリュードXZさん待たせちゃいました。ゴメンナサイ!でも、だけじゃな~い!気が付けば5号ガス欠です。しかし街中だというのに一軒も開いてません。反対車線に開いてるの見つけたけど、その先のは?って行ったら開いてない!しばらく走って町の外れまで来てもことごとく閉まってます。仕方なくさっき見つけた反対車線のスタンドへ。やれやれ、これで閖上までだって走れます。んでは、改めて「昭和のホンダ車東北ツーリング」スタート!と、南下を再開したらさっきまで開いてなかった店が次々開店。なんでぇ8時からかよ!
 


 その後はR4に入るのをチョイ間違えたけど、あとは三沢目指してひたすら南下。もちろんナビ任せなんで、こんな細い道走るの?なんてとこも平気で走ります。そしたらプレリュードXZさんが「ナビが新しいですね。こっちのナビにないルートを次々走るんで」と感心してました。・・・スマホっす!(笑)




三沢のキ-54
 実は今回も慰霊の保存機めぐりも組み込んでいました。'12年に十和田湖から引き上げられ、三沢航空科学館に保存展示されている「陸軍一式双発高等練習機(立川 キ-54)」がそれです。昭和18年9月27日エンジントラブルで不時着水し、搭乗していた4名中教官1名と少年飛行兵2名が亡くなったそうです。それを知って以来ずっと行ってみたかったんですが、距離より地理的不利さで計画すらできませんでした。そしたら今回の青森からのツーリングですよ。正に千載一遇のチャンス!しかも役所広司主演「山本五十六」で使われたゼロ戦21型のレプリカも展示されてる!とくりゃ素通りする手はないでしょう。プレリュードXZさんも行きたいとのことで寄り道が決まりました。



 三沢航空科学館へは予定よりチョイ早い9時半頃着。順調です。お~、でっかい建物です!で、チケット買って中に入ろうとしたら「お客さんゼロ戦観なくていいんですか?」なんて言うから「それ見に来たんだけど」と答えると、それにはもう1枚410円のチケットが必要なんだと。2段構えでした。まぁ、特に高いわけじゃないし、貴重なキ-54保存のためなら安いもんでしょう。さ、本命は奥の方です。他の飛行機はサラッとやっつけて・・・

 

 って、そうもいかない飛行機も。これは昭和13年に周回飛行の世界記録を作った航研機じゃないですか!航続距離を伸ばすために風防を機体とツライチにして空気抵抗を減らしたそうです。小学生の時本で読んで、操縦しにくかっただろうに・・・という思いと、我が国の技術に感激したのを思い出しました。左はそのエンジンですが、空冷全盛の時に水冷ですもんね!

 

 こちらは全日本人の仇、B29のエンジン「ライトR-3350でサイクロン18」です。既に排気タービンも当たり前。ペラもでかい!これを4発積んだのが何百機も高度1万メートルを悠々と・・・って、勝ち目ないっす!



 そしてさらに奥へ行くと・・・ありました。お目当てのキ-54とレプリカのゼロ戦21型です。やはりキ-54は正に実物だし、引き合上げたままの姿ですから、本物だけが持つ凄みで訴えかけてくるものがあります。

 練習機とはいえペラはまだ2枚なんですね。で、最高速度が360Km/hくらい。素人考えですが、せめて3枚にしてたらもうちょっと出たんじゃないですかね?500HPチョイのエンジンじゃ変わらないかな?でもデザイン的には均整取れててコンパクト。戦時でなかったら離島航路で活躍したかも。

 世界のゼロ戦を生んだ日本の航空技術、とは言えまだまだ飛行機が安全な乗り物ではなかった時代。墜落の覚悟はしてても、さぞや怖かったことでしょうね。9月下旬の十和田湖じゃ水も冷たかったろうし・・・。


 で、レプリカゼロ戦のできは・・・ん~、全体的にはよくできてると思うんですが、レプリカとは言え見た瞬間にグイっと引きつける力のようなものを感じません。同じレプリカでも宇佐で見た「永遠のゼロ」の21型にはありましたが。青竹色の使い方ってこう?機体内部って黄緑みたいな色じゃないの?



 宇佐美のは、少々肉厚過ぎのフィンながら、ちゃんとエンジン入ってましたが、こちらはカウリングの中は空洞。知りませんでした。



 ま、撮影には十分使えましたね。CGの技術も素晴らしいんで。

 プレリュードXZさんの狙いはあくまでこの2機。写真撮ったらもういいそうです。私も気が済みました。ハイ、見物終了!閖上に向かいます。



再び「昭和のホンダ車東北ツーリング」
 さぁ、ここからが長いです。計算上は1時間くらい早く着きそうでしたが、疲れてるからかとにかく長い。八戸道折爪SAが11時過ぎ。休みましょう。



 合流するはずのYB佳さんは・・・まだ家!?こりゃ岩木山SA合流は無理です。東北ツーリングは2台、で確定です。その岩木山SAがちょうどお昼過ぎ着。休憩&ランチにしたんですが大誤算!SAのメシなんて大した量のハズがないとタカくくってオーダーしたキチンカツは・・・



 でか!これだめでしょ!これから宴だってぇのに。それに15時集合じゃ我々が着く前にどうせ始まっちゃってるんだから、腹減る間なんて無いですよ!肝心の牛タンも赤貝も食えませんぜ!ええ、そうなんです。そうなんですが、貧乏性は残すことができません。がんばって完食しちゃいました。あ"~、麺にすりゃよかった・・・



 余裕の1時間を生かして昼寝タイム。しかし1時になってもプレリュードXZさん起きてこないんでそろそろ、と声かけて出発。この昼寝で貯金使い果たしたようで、前沢SAが14時半頃はチョイ遅れ。まだ先は長いです。




 仙台北部道に入って気が緩んだのか、え?あっち?とスマホナビ見誤って走って・・・やっぱ逆じゃん!三陸方面に入ってしまいました。プレリュードXZさんゴメンナサイ!とにかく向き変えなきゃ!と走ること数分。利府塩釜ICで下りてUターンできました。今度こそ名取ICに行けます。さ、高速下りれば通いなれた、とは言いませんが何度も走ったマギー亭への道。大分遅れましたが16時過ぎ無事到着しました。お、これがマギー5号っすね!初代アコードを通算で5台持つとはさいとーを上回るおバカ。いや、大馬鹿モン!(笑)



 ここでちょっと驚いたのは、やるやると言っときながらなかなか始まらなかったかさ上げ工事が、マギー亭のすぐ近くでも始まっていたこと。



 4メートルかさ上げして海抜5メートルにするとか。マギー亭からではその進捗は計りかねますが、とにかく5年半たってようやく始まったようです。



 と言うことは、このリフォームしたマギー亭解体のカウントダウンも始まったってこと。仕方ないのは分かっていても・・・もったいない!あ、当初は庭でBQミーティングの予定でしたが雨降っちゃったんでね。




出張!昭和のホンダ車閖上ミーティング



 やっぱ宴は既に始まっていました。もう出来上がってる人も(笑)。リクエストしといた牛タンに赤貝もあります!赤貝は去年来たのが7月だったから、禁漁期で食えなかったんですよねぇ。でも今回は9月だからだいじょーぶ!地玉と言われる本場の赤貝をマギーさんが自らさばいてこのとおり!知ってます?閖上の赤貝って水揚げ日本一なんですよ!マギーさんの焼く閖上たこ焼きもGOOD!どれもこれもいちいち旨い!さぁ、追いつくぜい!




 福島のにしなさんからは差し入れも!あざぁ~っす!

        



 参加者も揃って宴はますます盛り上がりぃ!私も遅れを取り戻すべく燃料投入して昨日に続いてしゃべりまくりぃ!で厄介な酔っぱらいに(笑)。



 でも23時頃にはもう起きてられなくなって宴もお開きに。ホテルに泊まるYB佳さんを、もう酒は卒業した、よかろうもんさんが送って、みんなで片付けが始まって・・・。その中で悠然と寝てる不届きものは・・・私だったりして・・・ごめん!寝る!



 夜中、頭のすぐ近くでマフラーパンクしたエンジンの爆音に叩き起こされ、ふと見ればみゅーさんでした。でも本当に眠ければ寝られる!としばらく我慢しましたがやはり無理!台所のほうへ避難しました。そこは板張りでしたが普段から布団に寝てないので、毛布一枚で朝までぐっすり寝てしまいました。これで熱いだ寒いだ言わなきゃサバイバル系なんですがねぇ・・・(笑)



*本編はこちら→「東北・北海道ツーリング&ミーティング2016」

 

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